- ツインペダルを使ってカッコイイ演奏がしたいけど、使い方がいまいちわからない
- おすすめのツインペダルのセッティングとか注意点があったら知っておきたいなぁ
この記事を読めば、以下のことがわかります。
- ツインペダルの使い方がわかる
- ツインペダルをセッティングするうえでの注意点がわかる
こんにちは、ドラマーのtkdです。
自分はドラム歴10年以上の経験者で、ツインペダルの使い方を日々研究してきました。
今回は、ツインペダルの使い方と注意点を紹介していきます。
目次
ツインペダルとはどのようなものか?
まずは、ツインペダルを使うとどのようなことができるのかをかんたんに解説します。
バスドラム1個でツーバスプレイが可能になる
ツインペダルを使うと、バスドラムが2個なくてもツーバス演奏が可能になります。
正直、これがツインペダルを使う最大の理由です。
ツインペダルにはビーター(バスドラムを叩くやつ)が2つ付いているため、それを両足で交互に動かすことでツーバスプレイが可能になります。
厳密には、バスドラム2つを叩くのとバスドラム1つをツインペダルで叩くのはニュアンスが多少異なるのですが、ドラムのセッティングや持ち運び等を考慮するとツインペダルに勝るモノはありません。
メタラー的な演奏が可能になる
両足を高速で動かすことで、メタルの曲を演奏することが可能になります。
バスドラムがドコドコ効いている曲は高揚感があるので、聴いてて気持ちが高ぶりますよね。
ただし、道具としてツインペダルを揃えるのはかんたんなことですが、実際に両足を高速で動かしてバスドラを叩くとなると、それなりの練習量が必要になってきます。
フレーズとしてはいたってシンプルゆえに、習得までは時間を要するでしょう。
地道に練習を続けることができさえすれば、初心者でもツインペダルを使って演奏するとは難しくはありません。
複雑なフレーズが演奏できる
ツインペダルを使うことで、複雑なフレーズを演奏することが可能になります。
手足のコンビネーションの幅か広がるため、きちんと習得さえすればおかず(フィルイン)に困ることはほぼないと言っていいでしょう。
普通ならハイハットペダルしか踏んでいない左足を、バスドラムを叩くために使用できる効果は非常に大きいです。
ツインペダルの使い方(王道フレーズ)
ここからは、ツインペダルで王道フレーズを叩くための使い方を3つ紹介していきます。
様々な楽曲で頻繁に使われているフレーズばかりなので、3つ全て習得できるようになるとかなり心強いと思います。
左右のペダルを交互に踏んでドコドコさせる
ツインペダル、ツーバスと言えば真っ先に考えるのが両足でドコドコさせるフレーズ。
よくメタルとかで高速ツーバスを聴くことがありますが、まさにそれです。
フレーズはいたってシンプルですが、シンプルゆえに習得までには地道な練習が必要になってきます。『両足で均等にツブを揃えて交互に踏む』という動作は、思いのほか大変です。テンポが速くなってくると、膝を持ち上げで踏んでいては間に合わないのでリバウンドを使い足首から先を使って踏むことも必要になってきます。
両手両足で2打ずつ叩いてフィルインさせる
ツインペダルを使った王道フレーズのひとつ、手と足の2連打もおすすめ。
スネアとタムの組み合わせで2発叩いたあとに、両足でバスドラを2発叩けばこれだけで完成。
さらにこのフレーズを何回か繰り返すことで高速フィルインも実現可能。
手だけや足だけの連打はキツいという方でも、手と足で分担しての連打なら意外と簡単にこなせます。
両手で4打と両足で2打を叩いてフィルインさせる
手と足の2連打の応用パターンとして、手は4発叩き足を2発叩くフレーズ。
こちらも小節の終わりのフィルインなどでよく使われます。
ツインペダルを使うときの注意点
ここからは、ツインペダルを使う際のちょっとした注意点を解説します。
これを知ってるかどうか、やるかやらないかでプレイしやすさが大きく変わってきますので、是非取り組んでみましょう。
ハイハットスタンドとのセッティングに気をつける
ツインペダルの左側(スレイブ側)のペダルとハイハットスタンドのペダルの位置関係は要注意です。
基本的にはハイハットのペダルの左側にツインペダルを設置するのが演奏しやすいです。
『ツインペダルとハイハットのセッティングで苦戦しないための方法』でも詳しく解説してますので参考にしてみてください。
スネアスタンドとのセッティングに気をつける
ハイハットスタンドと同様に、スネアスタンドとの位置関係も演奏に影響を与えます。
基本的にはスネアスタンドの支柱の奥側をツインペダルのシャフトが通るようなセッティングにすると良いです。
ツインペダルが手前に来すぎないので、左足をペダルに乗せたときに程よい距離感を保てます。
シャフトの長さ調整に気をつける
ツインペダル左側の距離を適正にするために、シャフトの長さを調整しましよう。
目安としては、右側ペダルとスネアの距離と同じくらいに、左側ペダルとスネアの距離を調整すればOKです。
この時、基準となる右側ペダルとスネアの距離が長すぎると左側ペダルがドラムセットから離れすぎてしまうため、ハイハットも離れていってしまうので注意しましょう。
持ち運ぶ方法を決めておく
ツインペダルは意外と重量物のため、あらかじめ持ち運ぶ方法は検討しておきましょう。
ほとんどのツインペダルは新品購入時に専用ケースが付いてくるので、それを使うと良いです。
車で音楽スタジオやライブハウスへ行ける方はケースだけあれば良いですが、電車などで移動する際はキャリーがあるとラクです。
自分は車での移動が基本なのですが、車から建物まで運ぶときに簡易的なキャリーを使ってます。
ゴムバンドで固定できるため、持ち運びにはかなり重宝してます。
また、ツインペダルと一緒にスネアドラムも運べるためまさに一石二鳥!
左側ペダルはガムテープで固定すると良い
ツインペダル使いのよくある悩みとして、左側ペダルは踏み続けているとフットプレートごと前へ移動してくというものがあります。
フットプレートの裏面にズレ止め用のマジックテープやゴムがついてはいますが、足で踏むと意外と力が加わるので完璧に防ぐのが難しいです。
そういう時はガムテープでペダルと床をくっつけてしまいましょう。
ペダルの半分くらいのところからガムテープでネバしていき、床にしっかり貼り付ければそうそうズレたりはしません。
この方法はプロのドラマーもやってるくらいなので、少しでも良い演奏をするために確実に実施しておきましょう。
【まとめ】王道の賢いフレーズを使えば、ツインペダルの使い方はほぼマスターしたも同然!
いかがでしたか?
ツインペダルの賢い使い方をまとめると
- 王道フレーズを習得する(案外むずかしくない!)
- 注意点を理解して実行する(かんたんな作業!)
になります。
『ツインペダルは難しいと思わない!初心者におすすめの練習方法を紹介!』の記事でも触れているように、ツインペダルの使い方自体はそんなに難しいものではないです。
軽い気持ちで実践していけばサクッと良い成果が出せると思いますよ!